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金持ち父さんに学ぶ~アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学

RICH DAD POOR DAD
What The Rich Teach Their Kids About Money-
That The Poor And Middle Class Do Not!

金持ち父さん貧乏父さん(ロバート・キヨサキ著・白根美保子訳・筑摩書房)

ロバート氏は、「金持ち父さん」と「貧乏父さん」ふたりの対比から、頭の中の考えがその人の人生を作ることを実感する。そして「金持ち父さん」から学ぶことを選び、実際に成功して、こう言った。「お金は力だ。だが、それよりも強いのはお金に関する教育だ。お金はふところから出たり入ったりするが、教育を受けてお金がどのように動くか、その仕組みをマスターすれば、お金に働かせて富を築くことができる」「いますぐ行動しよう!」~ロバート・キヨサキ氏

☆はじめに~金持ち父さんと貧乏父さん

☆教えの書
①金持ちはお金のために働かない
②お金の流れの読み方を学ぶ
③自分のビジネスを持つ
④会社を作って節税する
⑤金持ちはお金を作り出す
⑥お金のためでなく学ぶために働く

☆実践の書
①まず5つの障害を乗り越えよう
②スタートを切るための10のステップ
③具体的な行動を始めるためのヒント

☆おわりに~経済的自由を手に入れるには

第1の教え~金持ちはお金のためには働かない

ロバート氏が金持ちになれたのは、9歳の頃「どうすれば金持ちになれるか」学んだ原体験があったからだ。彼は、親友マイクの「金持ち父さん」から与えられた低賃金労働や無給労働の体験を通じて人生の教訓を得ると同時に「ビジネス・チャンス」を掴んで「お金の作り方」を学んだ。「金持ち父さん」はいう。
”中流以下の人間はお金のために働く 金持ちは自分のためにお金を働かせる”
「いいかい、きみのお父さんは高い給料のもらえる仕事につけるようにと、学校に通い素晴らしい教育を受けた。で、その通りにいい職についた。それでもお金に困っている。なぜかというと、学校でお金について習わなかったからだ。それに、一番困ったことは、お金のために働くのが正しいと信じていることだ」

"中流以下の人間はお金のために働く
金持ちは自分のためにお金を働かせる"

第2の教え~お金の流れの読み方を学ぶ

金持ちになる鉄則は資産を買うという一点に尽きる。ここでいう資産とは、会計上の数字が表すストーリーで決められる。だから金儲けをして、その富を失わずに保ち続けたいならファイナンシャル・インテリジェンスの基礎である「お金の流れの読み方(会計力:ファイナンシャル・リテラシー)」をマスターする必要がある。負債を減らし全力で投資して、資産からのキャッシュフローが支出を上回り、余りを再投資するプロセスが軌道に乗れば、金持ちになれる。そうなる前にローンで買う持ち家は大きな負債となるので、買うならまずは充分なキャッシュフローを生む資産を買うべきだ。そうすればいつか「一生に一度のチャンス」を生かせる時もある。立派な教育を受けて一応成功してもお金に苦労している人が多いのはファイナンシャル・アプリテュード(お金に関する聡明さ)が不足しているからだ。

"金持ちは資産を買う
貧乏人の家計は支出ばかり
中流の人間は資産と思って負債を買う"

第3の教え~自分のビジネスを持つ

例えば、マクドナルド社は、フランチャイズ権を買った人が同社保有の店舗不動産の購入代金を支払うビジネスモデルで世界最大の不動産保有会社に成長した。それに触発された友人はいくつも洗車場を所有しているが彼の本当のビジネスはその土地をもとにした不動産業だ。金持ちになるにはファイナンシャル・インテリジェンスを駆使して本当の資産=自分のビジネスを持つことだ。本当の資産とは、所有するだけで収入を生み出すビジネスであって、株、債券、不動産、手形や借用証書、音楽や書籍などの著作権や特許権、その他価値あるもの、収入を生み出すもの、市場価値のある物品などである。だからいまの仕事を続けながら資産を蓄えることができる。こうして自分のビジネスの貸借対照表の資産欄に蓄えられたお金は、自分の会社の労働者だと考えるといい。本当の資産を築いた後ならキャッシュフローが増えてぜいたく品も買える。

"自分のビジネスを持つ
 =本当の資産を持つ"

第4の教え~会社を作って節税する

ロバート氏も海兵隊経験後にハワイのゼロックスでサラリーマン時代があったが、若くして投資を始めポルシェを手にしている。それを可能にしたのが「金持ち父さん」から教えられた、①会計力(ファイナンシャル・リテラシー)、②投資力、③市場の理解力、④法律力、4つの専門分野からなるファイナンシャル・インテリジェンスだったという。とりわけ会計、投資、市場という専門知識を「会社」という殻で包む法律力は、有利な税金対策や訴訟対策を講じるために有用で、例えば、個人では認められない経費が会社では認められたり、訴訟から合法的に保護されたりする。会社を作って節税することこそ金持ちになる最大の秘訣であり、次のようにまとめられている。

会社を持っている金持ちは
①稼ぐ
②お金を使う
③税金を払う

会社のために働いている人々は
①稼ぐ
②税金を払う
③お金を使う

第5の教え~金持ちはお金を作り出す

人類史上初の情報化時代の現代にあっては、波に乗りタイムリーな情報を持っている人が金持ちになる。お金を作り出す方法は、私たちの唯一強力な資産である頭を使ってファイナンシャル・インテリジェンスを高め、見えないチャンスを見えるようにするだけでなく、変化をチャンスに変えたり自らチャンスを作ったりして「選択肢」を増やし、掘り出し物を見つけて取引することだ。また、お金とは人間の頭の中で取り交される「同意」であり実際には存在しないので、アイデアと「同意」だけを武器にまったく何もないところから何百万ドルというお金を一瞬にして作ることも可能だ。年収10万ドルなら、元手を頭金として高騰する市場の波をタイミングよくとらえ、その後数年のうちに売買を繰り返し、節税して初期投資を増やせば5年から10年で達成可能だ。投資対象は刻一刻変わるが、資産欄に種をまき、買い換えの仕組みを利用する。ロバート氏の場合、不動産と株を組み合わせている。安定していて値動きがゆっくりな不動産を基盤として、株で儲けたら不動産に再投資して基盤をより安定させる。

投資を自分で作り出すプロ投資家に必要な技術
①チャンスを見つける技術
②資金を集める技術
③頭のいい人間を集めて組織化する技術

第6の教え~お金のためでなく学ぶために働く

マクドナルドがハンバーガーの味ではなくビジネス戦略で成功しているように、金持ちになるには、ハンバーガーを作る技術だけでなく複数の専門的な技術を浅く広く知っていることが必要だ。例えば、自分より頭のいい人間をチームとして働かせるリーダーシップも必要だし、それより重要なのはセールスとマーケティングの技術だ。ロバート氏が合衆国商船アカデミーを卒業したのは、安定した仕事に就くためではなく国際貿易について学ぶためだった。続く海兵隊ではリーダーシップを、ゼロックスではセールスを学んだ。今ならネットワークビジネスの会社で学ぶのもいい。教育はお金より価値がある。人生の先まで見通して金持ちになりたければ、学ぶために働くのがおすすめだ。

成功のために必要とされる主な管理スキル
①キャッシュフローの管理
②システムの管理
③人間の管理

実践その1~まず5つの障害を乗り越えよう

①お金を失うことに対する恐怖心
②悪いほうにばかり考えて臆病になる
③忙しいことを理由に怠ける
④自分への支払を後回しにする悪い習慣
⑤無知を隠すために傲慢になる

実践その2~スタートを切るための10のステップ

①強い目的意識を持つ〜精神の力
②毎日自分で道を選ぶ〜選択する力
③友人を慎重に選ぶ〜協力の力
④新しいやり方を次々と仕入れる〜速習の力
⑤自分に対する支払をまず済ませる〜自制の力
⑥ブローカーにたっぷり払う〜忠告の力
⑦元手は必ず取り戻す〜タダで何かを手に入れる力
⑧ぜいたく品は資産に買わせる〜焦点を絞ることの力
⑨ヒーローを持つ〜神話の力
⑩「教えよ、さらば与えられん」〜与えることの力

実践その3~具体的な行動を始めるためのヒント

①いまやっていることをやめる
②自分がやりたいと思っていることをすでにやりとげた人を見つける
③講座をとる、読む、セミナーに参加する
④オファー(買付申込)をたくさんする
⑤ジョギング、ウォーキング、ドライブをする
⑥株や不動産を「バーゲン」で買う
⑦適切な場所を探す
⑧買い手を見つけてから売り手を探す
⑨大きく考える
⑩歴史から学ぶ
⑪じっとしていないで行動する

☆さぁ!いますぐあなたも実践!!豊かな人生に手を伸ばすのはあなた自身です!!

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