Point①不動産投資の原理は簡単→パズルで今の家賃をタダにできる？！

例えば、ＡさんとＢさんがともに月額１０万円の家賃のお部屋を借りているとします。

ある日、Ａさんが「月額１０万円の家賃収入がある収益物件」の現金で買ったとします。
すると、Ａさんの支払っている月額１０万円の家賃は実質タダになりますね。
この場合、借主さんさえ居れば「家賃は実質タダ」になるということについて、何ら疑問はないと思います。

しかしながら「月額１０万円の家賃収入がある収益物件」を現金で買える人はそうそういませんね。
そこで、今度はそんなＢさんが「月額１０万円の家賃収入がある収益物件」をローンで買ったとします。
そうすると「Ｂさんは収益物件のローンが払えないのではないか」と思われる方もあることでしょう。
ですが、そう思われる方はそのローンは実質借主さんが支払うのだということを見落としています。
つまり、Ｂさんは借主さんに「月額１０万円の家賃収入がある収益物件」を買ってもらうわけです。

もし上記が成立するなら（※）、

Ｂさんは月額１０万円の家賃を支払いながら、借主さんに「月額１０万円の家賃収入がある収益物件」を買ってもらうのと同じことです。
それはまるで月額１０万円の家賃で収益物件を買っているようですね。あるいは月額１０万円の家賃を収益物件という貯金箱に貯めているかのようです。

別にこうする必然性はどこにもありませんが、こんなふうに「考える」と不動産投資を成功させることができます。
これだけ理解できれば、あとは（※）の成立条件を整えればよいので、それを学ぶことになります。

参考文献：金持ち父さん貧乏父さん（ロバート・キヨサキ著・白根美保子訳・筑摩書房）